ナースWです
医療脱毛とエステ脱毛の違い、最近では比較され広く認知されるようになってきました。
ですが脱毛器の出力や、光やレーザーなど種類など具体的な
機械の名前が分からないと、結局わからないこともありますよね。
美容医療では年々新しい器械が誕生し、機械のスペックも更新されています✨
医療脱毛とエステ脱毛、という大きな枠ではなく、具体的な機械の名称も踏まえてレーザー脱毛の違いについて説明していきます
医療脱毛クリニックで使用されている医療レーザー脱毛機器にはいくつか種類があります
現在、医療脱毛で主流となっているレーザーはアレキサンドライトレーザー、ダイオードレーザー、ヤグレーザーの3種類ですが、
クリニックによって導入している機器が異なります。
もちろん、この3種類が多いだけでその他多数の機械があります。
一見同じように見えるレーザーでも、実は光の波長レベルや照射に適した肌質や毛質が少しずつ違います。
💎アレキサンドライトレーザー
アレキサンドライトという希少な宝石を使用し、レーザーがメラニン色素に反応することにより、脱毛を可能にしています
皮膚を冷却しながら脱毛するので、痛みを軽減でき、照射時ジェルを使用しないため、脱毛後ジェルを取り除く必要もありません
ジェルでベタベタしないのは楽ですし、ジェルを塗る手間、
ふき取る時間を短縮できるため、短時間での施術も可能です。
ジェントルレーズ
脱毛効果のみでなく美容効果が期待できる脱毛器です。
メラニン色素は毛だけでなく、シミやくすみのある肌などにも含まれているため、メラニン色素に反応するアレキサンドライトレーザーは、美容皮膚科や形成外科でシミ取りに使用されることもあります。
また、医療レーザー照射時、肌が刺激されるときにコラーゲンが生成されることがあり、
脱毛しつつ、シミやくすみにも効果があり、コラーゲン生成により内側からの美容効果が期待できることも特徴です。
これだけ記載すると、すごく良い機械ですよね✨
なので、多くの美容クリニックがアレキサンドライトを採用し、使用しています
これだけアレキサンドライトレーザーを褒めていると販売業者のようですが、もちろんデメリットもあります。
アレキサンドライトレーザーのデメリット
どの医療レーザー脱毛機器でも言えることですが、レーザー照射時に痛みを伴います。
痛みの感じ方は個人差はありますが、全く痛くない、と言うことはないです。
また、特に毛の濃い脱毛部分は痛みが増すことがあるので、
痛みに弱い人にはアレキサンドライトレーザーによる医療レーザー脱毛を推奨できません。
アレキサンドライトレーザーは、医療レーザー照射時に毛の黒い部分(メラニン色素の部分)に反応しますが、
うぶ毛などの色素が薄い部分にはレーザー光が反応しにくく、あまり脱毛効果が発揮されません。
もともと毛が細い人や、毛の色素が薄い人は向いていないレーザーです。
毛以外の濃い色素に反応してレーザー照射してしまう可能性があるため、
色黒肌や日焼け肌の場合や、肌に黒ずみや色素沈着が多くある場合などは、アレキサンドライトレーザーによる医療脱毛ができない可能性があります。
💎ダイオードレーザー
半導体を使用したレーザーで、多くのクリニックが採用している機器です。
皮膚面を接触冷却しながら照射するため、高い出力でうぶ毛や色素の薄い毛にも対応可能です✨
・ライトシェアデュエット
・ベクタス
・メディオスター
・ソプラノアイスプラチナム
などが、ダイオードレーザーを採用している機械になります。
ダイオードレーザーは、近赤外線によって毛包にダメージを与えるレーザー照射で医療脱毛する機器です。
アレキサンドライトレーザーやヤグレーザーと比較すると毛以外のメラニン色素に反応しないかを恐れる必要がないため、
色々な脱毛部位に対応できるマルチな医療脱毛機器です。
照射範囲が広いので、より短時間での施術が可能であり、他の医療レーザー脱毛機器に比べてかなり痛みが軽減されているため、
痛みに不安がある人も施術を受けやすいと言われています。
ダイオードレーザーの医療脱毛のデメリット
ダイオードレーザーは痛みも少なく、脱毛施術完了時に効果が期待できますが、
脱毛途中の毛質の変化は、アレキサンドライトレーザーやヤグレーザーのほうが感じやすいと言われています。
また、美容効果についても、他の二つの医療レーザー脱毛機器に比べるとあまり期待できません。
💎ヤグレーザー
医療脱毛に用いているクリニックは上記2つの機械と比較すると少なめです。
メラニン色素への反応度が比較的小さいため、日焼けした肌や、色素の濃い脱毛部位に使用できます✨
ジェントルヤグ
ヤグレーザーは、アレキサンドライトレーザーと同じように、
メラニン色素に反応して照射をする医療レーザー脱毛機器です。
ただし、ヤグレーザーはアレキサンドライトレーザーよりも肌の奥深くまでレーザー照射できるので、
剛毛や深いところから生えている毛にもしっかりアプローチされます。
日焼けやニキビ跡からなる色素沈着などが起こるのは肌の表層部分であるため、
ヤグレーザーのレーザー光の影響は受けないとされており、日焼け肌や色素沈着している肌でも施術することができます。
ヤグレーザーは他の医療レーザー脱毛機器ではレーザーが届かなかった肌の奥深いところまで医療脱毛可能という点があります。
そのため、他の医療レーザー脱毛機器で上手くいかなかった場合でもヤグレーザーで医療脱毛できる可能性があります。
ヤグレーザーのデメリット
とにかく医療レーザー照射時に痛みが強い。
医療レーザー脱毛機器の中で、ヤグレーザーが最も痛いと言われています。
麻酔クリームなどで痛みを軽減することはできますが、強い痛みが苦手だという人にはヤグレーザーをおすすめできません。
ヤグレーザーでの脱毛は照射パワーが強いため、肌にダメージを与えてしまう場合があります。
冷却ガスなどのクールダウンである程度は照射直後のお肌のケアをすることができますが、
それでもヤグレーザーでの施術後に肌に炎症がおきてしまう可能性は否めません。
番外編ですが・・・。
アレキサンドライトレーザーとヤグレーザー両方を搭載しているクラリティなど、医療器はどんどん進化しています!
クラリティ
モードを変更できるため、アレキサンドライトレーザーもヤグレーザーも使用できるハイブリッドな機械です✨
如何でしたか?
今回は、医療脱毛レーザーの違いを紹介しましたが、光(フォト)脱毛など脱毛器には他にも種類があります。
当院では光脱毛のソラリによる脱毛が可能です。
ソラリ
様々な医療器が進化する一方、情報が溢れており選ぶ消費者側も大変です。
皆さまが美容を選ぶ上で、ご参考になれば幸いです。
サフォクリニック副院長/美容外科美容皮膚科医
白壁 聖亜
当クリニックの診療は自由診療(保険適応外)となります。