ナースWです。
最近、幹細胞入りの美容液や化粧品が多く出ています。
再生医療が進化し、ES細胞やiPS細胞など様々な分野で研究が進んでいます。
皆さまも名前は聞いたことはあるのではないでしょうか?
成体幹細胞を使用した再生医療では、スポーツ選手の膝軟骨再生などで使用されているのは知っている方も多いと思います。
さまざまな治療・医療で応用されている幹細胞ですが、美容にも応用されています!
幹細胞の種類は大きく分けて3つあります。
・ヒト由来
・植物由来
・動物由来
その中で、特に注目度の高いヒト由来幹細胞について記載していきます。
ヒト由来幹細胞コスメに使われる原材料は、人の脂肪幹細胞の培養液です。
※画像は培養液のイメージです
え!?
幹細胞入ってないの!?と混乱するところですよね。
幹細胞入りの化粧品は、幹細胞を培養した、培養液の成分(成長因子)が入っているのです。
脂肪幹細胞培養液に含まれるタンパク質は、500種以上あります。
これらのタンパク質には、成長因子、コラーゲン、ヒアルロン酸など、アンチエイジングに効果的な成分が豊富に含まれています。
この中の、成長因子とは、細胞分裂を活発にし、新たな細胞を生み出す働きをするタンパク質の総称で、幹細胞入りのコスメにおける重要成分です。
成長因子(Growth factorグロスファクター)のなかでも特に美容に関わってくるのが、EGF(上皮成長因子)やFGF(線維芽細胞成長因子)と言われるものです。
幹細胞を培養する際に、幹細胞幹細胞が分泌する
これらの成長因子が肌の幹細胞にアプローチすることで、肌の若返りが始まります。
ヒト成長ホルモンは人間の脳で作られますが、年齢とともに分泌量が減っていき老化が進みます。
長因子は肌のターンオーバーを正常化する効果を狙っています。
また、ターンオーバーを正常化するのでくすみ、シミ、乾燥などの改善に効果があります✨
EGFは肌の表皮に存在する幹細胞に司令を出し、新しい細胞を生み出すことで、肌そのものを若返らせ、シミやくすみを改善します✨
サフォクリニック副院長/美容外科美容皮膚科医
白壁 聖亜
当クリニックの診療は自由診療(保険適応外)となります。