本日は猫背について書いていこうと思います。
気がついたら猫背になってること、ありませんか?
猫背は、物理的にみて正しい姿勢ではありません!
身体に負担がかかり、筋肉が固まってしまいます。
ただ背中が丸まっているという見た目の問題だけでなく、身体の様々な場所に悪影響を及ぼします。
猫背とは🐈
背骨が丸まって頭が前に出ている状態です。
頭の重さは体重の1割と言われています。体重50kgの人で約5kgです。
頭部が前に出るほど、首や肩に負担をかけます。
猫背の原因は生活習慣🐈
・デスクワークなどの作業姿勢
猫背の状態がクセになると姿勢や骨格をつくる筋肉が猫背の形で固まってしまいます
・座り姿勢
座面に浅く腰掛け、背もたれに背中の後ろだけを当てる姿勢は、姿勢をつくる筋肉が衰え、猫背になりやすいです。
気付かないうちにアゴを引く姿勢にもなっており、頭部が前に出ています。
・スマートフォン姿勢
スマホをのぞきこむ姿勢は猫背となります💥
なるべく顔の高さまで上げ、目線が下にならないように注意しましょう。
猫背になってしまう原因は、長時間のデスクワークやスマホ利用にあることが多いため、
猫背の改善にはストレッチや筋トレを行い背中の筋肉を鍛えながら、デスクワークやスマホを利用時の姿勢を改善することが必要です。
猫背になるのは、猫背の姿勢になってしまう環境が作られているからなのです。
比較してみましょう🐈
首の後ろがへこんで背中が少し出っ張り、腰がへこんで緩やかなS字型の生理的弯曲がある状態が正常な状態です!
一方猫背は座った猫の背中のように、背中が異常に出っ張り、落ち込んで自身がなさそうな印象です…。
【猫背の種類】
・首猫背
首が前に落ち、首を中心に丸くなっている状態です。
特にスマホやデスクワークが原因で増えているようです。
顎が前に出てしまい、見た目の印象も余計に悪く見えます。
これにより首や肩の慢性的な肩こりに悩まされることが多く、特に首からくる頭痛がひどくなることもあるようです。
・背中猫背
一般的な猫背はこのタイプです。
日本人に多く、肩が前に出る状態です。
これは肩こりの原因になったり、内臓を圧迫するので食欲不振につながります。
デスクワークなど同じ姿勢で仕事をしている人や、腕をよく組んでいる人に起こりやすいようです。
・腰猫背
腰が丸く曲がってしまう状態です。
立った時に何かにもたれたり、あぐらをかいたり、楽な姿勢を取る習慣がついている人に多いです。
腸が圧迫されて栄養の吸収が低下し、便秘になりやすいです。
腰痛にも注意が必要です。
猫背による影響🐈
・肩凝り・首凝り
猫背は頭の重みが前にかかり、それを支えるために肩の筋肉を使います。
この状態が常に続くと身体の負担が蓄積し筋肉が硬くなって凝りとなります。
・腰痛
猫背の場合、その大半に骨盤の歪みやズレが伴います。
骨盤が歪むことで腰椎に負担がかかり、筋肉が硬くなり痛みが現れます。
・背中の痛み
猫背の姿勢でいると、背骨に負担がかかり、背中の筋肉も硬くなっていきます。
起床時に背中が痛い方がいらっしゃいますが、そのほとんどは猫背が原因のようです。
・頭痛
頭痛の大半が筋緊張性頭痛といい、首の凝りからくるものです。
首の筋肉は頭の重さを直に支えている為、凝りやすくなります。
凝りが蓄積すると、後頭部などに痛みが派生することがあります。
・自律神経が乱れる
自律神経の中枢は間脳にあり、猫背になると頭が傾きズレたりするので、間脳の機能に異常が生じることがあります。
また背骨にも自律神経があり、猫背になると背骨の動きが硬くなる為、自律神経に影響が出てしまうことがあります。
猫背で背中が硬い方は、身体のだるさや不眠、疲労感など自律神経に影響が出ている方が多いです。
イライラしたり情緒不安定、疲労の蓄積、回復力の低下につながります。
・内蔵機能低下
猫背により身体全体のバランスが崩れる事で内臓が正常な位置からズレてしまいます。
すると内臓の働きが低下し、食欲不振や腸内作用の働きが低下します。背中が丸まると胸郭が狭まり、その影響で内臓も圧迫されます。
・印象が悪くなる
落ち込んでいたり、自信がないように映ってしまい好ましくない印象を与えてしまいます。
・ダイエットの敵
二の腕が痩せない、ポッコリお腹が気になるなどのダイエットに関する悩みにも関係しています。
猫背はただ単に姿勢が悪いということだけでは済まされなくなってしまいます💦
在宅ワークも増え、猫背になってしまう要因が多い中、どうやって改善していけば良いのでしょうか?
猫背改善🐈
猫背は普段の何気ない姿勢が原因となるので、身近な動作時の姿勢を改善して行きましょう。
🧡デスクワークをするとき
椅子に浅く座り、背もたれに背中をつけないように心がけましょう。
いつも深く座ってしまうという方は、背もたれと背中の間に筒状に丸めたタオルを挟むと良いです。
長時間行うと腰や首が凝る場合は、15~60分に1回休憩を取りましょう。
🧡スマホを操作する時
前かがみにならず、背筋を伸ばしたままの状態でスマホを操作するように心がけましょう。
目線が下がらないように、スマホの画面を目の高さまで持っていくのが理想です。
疲れてしまう場合は机や肘掛などを使って自然と目線が下がらないように工夫し、目線を落としても背筋は伸ばした状態をキープします。
🧡寝る時
寝るときは、背筋がまっすぐに伸びる仰向けが理想的です。
横向きの状態で体を丸めるようにして寝ている方も多いかもしれませんが、寝る前に腰回りやもものストレッチを行い、仰向けで寝るように意識してみて下さい!
また就寝前にCBDオイル・CBDハーブティーを取り入れることで、睡眠の質も上がります。
日常生活の中で猫背にならないように意識するだけでも十分に改善は見込めます!
ご自身が猫背の認識がない方も多いので、何かしらの不調が現れる前に、姿勢へ意識を向けて頂ければと思います✨
最後までお読み頂きありがとうございました。
サフォクリニック副院長/美容外科美容皮膚科医
白壁 聖亜
当クリニックの診療は自由診療(保険適応外)となります。