サフォクリニック看護師Tです。
みなさま、お肌の調子はいかがですか?
蒸し暑い日が続いて汗をかいたり、マスクで肌荒れをしてしまっている方もいらっしゃるのではないでしょうか?
美肌を保つためには毎日のスキンケアがとっても大事ですね。
でも、日々のスキンケアだけではどうしても時間がかかったり、ケアしきれないものがあるのも事実です。
日々のスキンケアではトリートメントしきれないシミやくすみ、毛穴やたるみには、器械の力を借りて改善したいという方も多いのではないでしょうか?
美容クリニックには様々な美肌マシーンがたくさんあります。
効果、メリット・デメリット、ダウンタイム、など違いがたくさんあり、どれを選べば良いのか迷ってしまいますね。
そのなかでも、大きく分けて
フォトフェイシャルの光を使って肌にアプローチするものと
レーザーを使ってアプローチするものの2種類があります。
今回は光とレーザーの違いをお話していきたいと思います🤗
まず、大きな違いとしてパルス幅と波長の違いがあります。
この2つについて詳しく説明していきます。
パルス幅
パルス幅とは、光が照射される時間のことをいいます。
ナノ秒やピコ秒など、瞬きよりも短い一瞬のみの照射です。
パルス幅が長いと光はターゲットの周囲にも広がり、短ければターゲットのみに光は影響します。
エステで使用される光脱毛と医療機関で使用されるレーザー脱毛もこのパルス幅の違いが関係してきます。
光のパルス幅
光はパルス幅が長いのがひとつの特徴です。
光を照射するターゲットの周囲の皮膚にも光による熱が広がるので「広く浅く」肌へアプローチできる機器です。
効果はややマイルドになるため、光治療が照射された部分は、術後に炎症や色素沈着などのトラブルが起きにくく、ダウンタイムも短いのが魅力です。
脱毛でも光は照射時間が長いため、ターゲットしている毛根だけでなく、周辺にも熱が広がります。
そのため、照射パワーがレーザーに比べて劣ります。
レーザーのパルス幅
レーザーは光治療とは対象的にパルス幅が短く、肌に強くアプローチしたいときに行われる治療です。
ピコ秒など、きわめて短いパルス幅の場合は特に、照射するターゲットの周囲の皮膚へは熱が広がりにくくなります。
「狭く深く」はたらきかけます。
ナノ秒のパルス幅で照射ができるレーザー「QスイッチYAGレーザー」や、現時点で最も短いパルス幅の「ピコレーザー」が開発されるなど、どちらの機器も肌の治療現場で活躍しています。
脱毛に関してもレーザーは照射時間が短く、瞬時に毛根にレーザーを当てることができます。
波長
光治療とレーザー治療の最も大きな2つの違いのうち、もうひとつは「波長」です。
波長は、光の性質を表しています。「波」という文字の意味通り、波のように山と谷が繰り返されています。
波の高低差が光の種類によって異なります。波長が長ければ長いほど、肌の奥まで到達しやすくなります。
光の波長
光治療で使用される光は「IPL」と呼ばれています。
このIPLは、1種類のみの光だけでなく、複数種類の光を持っています。
複数ある波長を、シミやしわ、ニキビ跡、たるみなどに対して「肌の表面から中まで」広く作用させることが可能な治療です。
光治療は、どれかひとつピンポイントに集中的に改善するための治療というよりは、シミ・そばかす、くすみ、赤ら顔、小じわ、毛穴の開き、ハリなど顔全体をケアしてくれる治療方法のひとつだと考えていただけると理解しやすいです。
広い範囲にフラッシュを浴びせる施術なので、顔全体の肌質をよりよい状態に改善したい場合に向いています。
レーザーの波長
レーザー治療は特定の長さの波長を、その波長がアプローチできる皮膚の深さや色素にしっかり作用させたい場合にレーザーが選択されます。
光とは違いピンポイントにターゲットにアプローチできるのもレーザーの特徴です。
「レーザー」にも様々な波長があり、
シミなどに有効なメラニンの黒い色素に反応しやすい波長や
肌の赤身に有効な赤い色素に反応しやすい波長など、用途に応じて機器を使い分けることができます。
次に光とレーザーの違いを簡単にまとめて表にしました。
治療日数やダウンタイムなどは一般的な数値になりますので個人差によって変わってきますのでご参考にしてください!
光とレーザーの違いについて、おわかりいただけましたでしょうか?
しみやくすみでお悩みの際はぜひご相談にいらしてください✨
最後までご覧いただきありがとうございました💓
サフォクリニック副院長/美容外科美容皮膚科医
白壁 聖亜
当クリニックの診療は自由診療(保険適応外)となります。