マスクで肌荒れしていませんか？｜東京都港区六本木のサフォクリニック

みなさまこんにちは
サフォクリニック看護師Tです。

新型コロナウイルスの感染者が増加していますね・・・

感染者の年齢も感染経路も多様になってきており、
まだまだ手洗いやマスクでしっかり予防が必要です。

マスクは自分の身や周囲の人を守る大切なアイテムです✨
今や外出時には手放せないものですね。

しかし…
マスクを着用していることで、肌荒れに悩んでいる方も多くいらっしゃるのではないでしょうか？

そこで今回は、マスクによる肌荒れの原因を知っていただき、
マスクを手放すことなく美肌を保つ方法をご紹介していきたいと思います。

マスクで肌荒れする原因

💥蒸れと乾燥

繰り返すマスクの着脱により、「マスクで覆っていた肌に接する空気」と
「外の空気」との間で、温度や湿度の差が生じます。
繰り返し温度差や湿度差を受けた肌は、バリアと保湿力を乱されて肌荒れを起こすことが考えられます。

マスクの内側は呼吸によって湿度が高く、水分過多環境の状態になってしまいます。
顔の角層は他のパーツに比べて薄いため、過剰な湿度環境の変化により、
皮膚が外界環境の影響を受けやすい状態になってしまうのです。

さらに、マスクを外すとマスクをつけている時に増えた水分が急激になくなることにより、乾燥し
皮膚のバリア機能に影響を与えるとも言われています。

💥蒸れることによる雑菌の繁殖

会話や呼吸、せきやくしゃみなどによるだ液の雑菌がマスク内で繁殖し、肌荒れの大きな原因になります。

💥摩擦

マスクを外したり、つけたりを繰り返すことで、肌に摩擦が生じます。
それが肌への刺激となり、バリア機能が低下してしまいます。

バリア機能が低下すると、水分は蒸発し、肌はダメージを受けやすいデリケートな状態になってしまいます
また、マスクの擦れにより角層が厚くなると、毛穴の入り口が詰まって皮脂が溜まり、白ニキビが発生。

アクネ菌は好脂性・嫌気性菌なので、
ここで正しくケアをしないと、白ニキビの炎症が進み、
赤ニキビや黄ニキビ、もっとひどいとクレーター状のニキビ痕になります

⭐アクネ菌について
アクネ菌はニキビの原因として知られる一方、健康な肌にも存在する常在菌でもあります。
アクネ菌と言えば、ニキビの原因というイメージをお持ちの方も多いですね。

ニキビが発生しやすくなる条件として、
「毛穴の詰まり」「過剰な皮脂」「アクネ菌の繁殖」の3つが挙げられます。
皮脂や角質が毛穴に詰まると毛穴の中に皮脂がたまり、その中でアクネ菌が繁殖し炎症を起こすのがニキビの状態です。

トラブルを抱えた肌はとても敏感になっています。
特にニキビができているときは、いつも以上に優しいスキンケアが必要です。

💎洗顔💎

洗顔では、泡で洗って汚れを浮かすイメージで。
手で過剰にこすらず、摩擦を起こすものも使わないようにしましょう。

💎化粧水💎

ニキビ＝脂っぽいから保湿は控えめに。は間違い。
過剰なニキビ肌や荒れたお肌は皮膚科を受診するのが一番ですが、
なかなか難しい場合はニキビ肌用や抗炎症作用のアイテムでたっぷり保湿をしましょう。
ニキビ肌だからと言って保湿を控えてしまうのは逆効果です。

ただしニキビ用化粧品の中でも殺菌目的のものはあまりおすすめできません。
アクネ菌は本来善玉菌ですので強力に殺菌すると、バランスが崩れ、肌荒れするので避けてください。
また化粧水をつける際は、優しくつけましょう。コットンで擦る行為も刺激のひとつになります

💎保湿クリーム💎

肌トラブルがあると、美容液などあれこれ使いたくなってしまいますが、それは肌にとっての刺激になることがあります。湿疹やニキビがある場合は、シンプルケアなで充分です。

マスクで感染予防もしつつ、綺麗なお肌も保っていきましょう💓
最後までご覧いただきありがとうございました。

記事監修医師プロフィール

サフォクリニック副院長/美容外科美容皮膚科医

白壁聖亜