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今こそ正しい手洗い

皆さまこんにちは。
サフォクリニック看護師Tです。

新型コロナウイルスの感染者が増加してまだまだ余談の許さない状況は続いていますね。
今後も自分の身を守るため、大切な人を守るためにも一人一人の意識、衛生管理がとても大事だと思います。

ここで改めて普段からできる衛生管理や消毒液についてお話ししていきたいと思います✨
今回は衛生管理の基本、手洗いについてです。

手洗いは目的によって「日常的手洗い」「衛生的手洗い」「手術時手洗い」の3つに分けられます。

・「日常的手洗い」は食事の前やトイレ後など、普段の生活で行われる手洗いです。
通常、水道水と石鹸または水道水のみにて行われています。
・「衛生的手洗い」は病院において診療の前後に行われており、「アルコール手指消毒」もしくは「石鹸と水道水による手洗い」が行われてます。
・「手術時手洗い」は手術前におこなわれる最も水準の高い手洗いであり、アルコール手指消毒液を用いた手洗いが行われています。

👌手洗いがなぜこんなに大事かと言われるのは…
病気を引き起こす感染症の多くは、【手】を介して体内に侵入することが多いと言われています。
例えば、ドアノブや電車のつり革など、様々な場所にウイルスは付着しています。

そういった場所を触った手で自分の眼や鼻、口を触ったり、食事をしたりすることでウイルスが体内に侵入してくるのです。
このような状況では、手にウイルスが付着することを未然に防ぐことは困難です。

ですので、様々な感染症から身を守るためには、
手からの侵入を遮断する「手洗い」がとても大切になるのです。

手洗いは帰宅時や食事前だけでなく、電車のつり革や共有のパソコン、トイレのドアや会社の入り口など、不特定多数の人が触るようなものに触れた後にも可能な限り行うことが大切です。
少し神経質に思われるかもしれませんが、感染予防のためには、頻繁に手洗いを行うことが何より大切なのです。

⭐手洗いの効果

手洗いなしと比較して、ウイルスの量の変化を表した表です。

⭐アルコール消毒の使用については、流水で手をすすいだ時と同程度の結果と発表されています。
この表を見ると、流水で流すだけでも99%のウイルスを減らすことができ、手洗いで大切なのは、
洗い流すことであるのがわかりますね。

石鹸、ハンドソープでウイルスの脂質を溶かし、手の表面の汚れを落とす効果があり、さらに流水で洗い流すことで手の表面からウイルスを除去してしまいます。
アルコールの使用も重要ですが、なによりも手洗いが感染予防においてとても重要です。

⚠️
手洗い、アルコール消毒を頻回に行うと、手荒れがひどくなるという方もいらっしゃると思います。
手洗いや消毒で手荒れを起こし、皮膚のバリア機能が弱まり、そこから感染をよびこんでしまう恐れがあります。
しっかり手洗いをすることが可能であればアルコール消毒は必須ではないとの説もあります。
ハンドクリームを携帯し、手洗いの後のハンドケアも一緒に行うとより安全ですね。

👌正しい手洗いの方法
厚生労働省が推奨している手洗いの方法をご紹介します。

もみ洗いを10~30秒した後
流水で15秒間流しましょう

この手洗いを1度おこなうことでウイルスの数は手洗いをしないときに比べると、0.01%にまで減少します。
さらに同じ手洗いを2回続けることでウイルスは0.0001%に減少します。

洗い残しの多い場所は
⚠️指先(爪)
⚠️指の間
⚠️爪と皮膚の間(甘皮)
⚠️手のひらのしわ
⚠️親指の付け根
⚠️手首

洗い残しがあっては効果も半減してしまうので、時間をかけてしっかり洗うことが大切です✨

固形せっけんとハンドソープどちらが適切?
感染予防にはポンプ式のハンドソープが良いと言われることが多くあるように感じますね。
ここでどちらが適切か考えていきたいと思います。

💎固形せっけんには
・小さくなると泡立ちが悪くなる
・石鹸を他人と併用する場所では、前に使った人の影響が残る。水で流しながら固形石けんを泡立てればその「影響」は無くなる。
などのことがあげられます。

💎ポンプ式のハンドソープだと
出す度に新しい石けん液が供給され、通常、ボトル内の液体石けんが、前の使用者の「影響」を受けることはありません。
そういったことから、感染予防に関してはポンプ式のハンドソープの方が適していると考えられますね。

手洗いはいつ、どんな季節でも衛生管理、感染予防には欠かせない手軽にできる自己予防の一つです。

正しい手洗いを復習してウイルスを撃退しましょう!
最後までご覧いただきありがとうございました。

記事監修医師プロフィール

サフォクリニック副院長/美容外科美容皮膚科医

白壁 聖亜

経歴

  • 2007帝京大学医学部 卒業
  • 2010湘南鎌倉総合病院形成美容外科勤務
  • 2019シロノクリニック非常勤勤務
  • 2020サフォクリニック理事就任
  • 2022サフォクリニック副院長就任

所属学会・資格

  • 日本形成外科学会専門医
  • 日本形成外科学会会員
  • 日本美容外科学会(JSAPS)会員
  • 国際美容外科学会(ISAPS)会員
  • 日本レーザー医学会会員

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