こんにちは。ナースWです。
過去記事にてフェイスリフトについて紹介してきましたが、今回はトータルリフトについて記載していきます✨
トータルリフト
お顔全体を若返らせる究極のフェイスリフト
おでこから首まで、顔全体をバランス良く若返らせる手術です。
通常のフェイスリフト手術は顔の下２/３（顎～目下付近まで）は十分若返りますが、上１/３（眉・額付近）の若返りが十分ではありません。
年齢・たるみの状態によってはフェイスリフトに加え、おでこのシワとり術、さらに眼の周囲のシワとり術も同時に行って
お顔を全体的に若返らせたほうがキレイに仕上がる場合があります。
そんな方にお勧めの術式です。
高度なテクニックで切開線も目立ちません。
額の改善には頭頂部から両耳の上までをつなぐ円周状の切開ですが、
途中に2~3か所Ｖ型の切開を入れているのは傷口が硬くなったときにツッパリ感による痛みを避けるため、
緩衝帯の役目と円周の傷の醜形を避け術後傷を目立たなくさせるためで
この手術の術後の痛みと傷を綺麗にするDr.白壁の独特のアイディアです。
又、以前は頭頂部の切開とフェイスリフトの耳前の切開を連続にしていましたが、これも切り離して、もみあげの変形や位置が移動しない様にしています。
額の若さは広く、丸いことも大変大事な要素です。
そこで頭頂部で引き上げられ、伸ばされ、切り取られた皮膚、前頭筋の筋膜を眉毛の上の骨のくぼみに移植して
丸みを作ることもDr.白壁の独特の方法で、異物を入れずにご自身の組織で膨らませます。
フェイスネックリフトの切開線はもみあげ前後から耳の前から後ろまでつながりますが
傷を目立たない様にする為耳の前後の凹凸に沿って常に曲線で耳の後ろ高方の位置で生え際手前で止め、
毛の中や生え際に沿って切開を入れることはありません。
これは黒髪でアップヘアーにする機会の多い日本人にとって重要な事であり、これもDr.白壁のこだわりの一つです。
皮膚を剥離し、その下にあるSMAS（表在性筋膜）を10-15ｍｍ幅で頬から首にある広頚筋までを一括してＳ状に切除して引き上げます。
これにより頬から法令線、口角、下顎部、首を含めて一挙にたるみを取り除きます。
又、首にたまった脂肪は吸引して若いころの首の状態にもどします。
この手術でも現在のサフォクリニックでは通院で行っております。
以前は包帯を巻いて入院が必要な手術でしたが、今では必要ありません。
手術日・翌日に額・首にスポンジを充てるだけでシャワーは2日目から、シャンプーは3日目から可能です。
手術後は、寝ているのが一番腫れる原因ですので、普段通りの日常生活を心がけてください。
ジムでのトレーニング・ホットヨガなどを除きほとんどの日常生活が可能です。
ただ2日目は腫れませんが4日目ごろに目の周りに2～3日腫れが来ることがあります。抜糸は8日目に行います。
こんな方におススメ
おでこから首まで顔全体をバランスよく若返らせる手術です。
・眉毛が下がった方
・上瞼がたるみで狭くなった方
・おでこが狭く扁平な方
・おでこの横皺、眉間の縦皺、鼻根部の横皺が目立つ方
・目じりが下がっている方
・法令線が深い方
・マリオネットラインが深い方
・顎の線が無くなり顔が四角くブルドックフェイスになった方
・首が二重あごか筋肉の筋が何本も立っている方
すなわち顔全体が老化した方が適応です。
💎手術後の経過
剥離した場所は3-6か月知覚が鈍くなります。
特に前額は頭頂部の傷の後方が2か月目以降にかゆくなることがあります。これは神経が回復し、感覚が戻りだした良い兆候ですが、約1か月程度続きます。
手術の完成まで個人差はありますが、約６か月は経過観察が必要です。
サフォクリニックでは１か月ごとに経過診察を受けていただき、手術後のアフターフォローもしっかりしていきます。
フェイスリフトの集大成、トータルリフトについてでした。
記事監修医師プロフィール
サフォクリニック副院長/美容外科美容皮膚科医
白壁 聖亜
経歴
- 2007帝京大学医学部 卒業
- 2010湘南鎌倉総合病院形成美容外科勤務
- 2019シロノクリニック非常勤勤務
- 2020サフォクリニック理事就任
- 2022サフォクリニック副院長就任
所属学会・資格
- 日本形成外科学会専門医
- 日本形成外科学会会員
- 日本美容外科学会（JSAPS）会員
- 国際美容外科学会（ISAPS）会員
- 日本レーザー医学会会員