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女性薄毛について②~治療~

皆様こんにちは、看護師Sです。

薄毛に悩まれている女性の4人に1人がFAGAに悩まれています
本日はFAGAに関する治療法をお伝えしていきたいと思います。

こんな症状に当てはまりませんか?
・以前より抜け毛の量が増えた
・髪の毛のボリュームが減った
・最近額が広くなった気がする
・産後に髪の毛が薄くなった
・どうして抜け毛が増えたか分からない

一つでも当てはまる方は、まずご相談を。
なかなか打ち明けにくいデリケートな悩みだからこそ、そのままにしておくとストレスはたまり、
薄毛はどんどん進行してしまうのです。

そんな女性の薄毛に効果的な治療法をご紹介いたします。

パントガール⭐内服薬

ドイツで開発された治療薬で世界で初めて抜け毛・薄毛への効果と安全性が認められました。

女性用治療薬であるパントガールは、FAGA・分娩後脱毛症・白髪予防・薄毛を改善するために、
必要な栄養成分を豊富に含んでいるので、
髪の元である頭皮や毛髪の成長を刺激し、脱毛を止めて発毛効果を生みだしてくれます。

パントガールは発毛効果はもちろんのこと、すでに生えている髪の毛を抜けにくくしてくれる効果もあります。

【主成分】
・ケラチン
髪の毛の主成分でタンパク質です。髪の毛の約8割はケラチンで作られています。
皮膚や髪の毛を若々しく保つ効果や紫外線などの外部刺激から体を守るバリア機能もあります。

・パラアミノ安息香酸
白髪になりかかった髪の色を元に戻す作用があるビタミンの一種です。
肌の老化防止や美肌効果もあります。

・パントテン酸カルシウム
毛髪・皮膚・神経組織を正常に保つ働きがあります。

・ビタミンB1
糖をエネルギーに変える代謝促進作用があり、神経・筋肉などに供給してくれます。

・薬用酵母
毛髪・頭皮・爪・皮膚などを育成するビタミンB類やたんぱく質、消化酵素などを含みます。

・Lシステイン
アミノ酸の一種で毛髪や爪、皮膚の角質層を形成するたんぱく質も含まれています。
肌のターンオーバー促進作用もあります。

パントスチン⭐外用薬

パントスチンは、薄毛の直接的な原因であるジヒドロテストステロンを作らないようにします。
ジヒドロテストステロンは毛根に「脱毛しろ!」と命令を出すため、
髪の毛の成長期が短くなり、髪の毛が十分に成長しないうちに髪の毛がどんどん抜けてしまいます。

パントスチンは発毛を促すというよりも、抜け毛を少なくする効果があります。
男性のAGA治療には、パントスチンと同じような効果があるプロペシアという薬が良く用いられますが、
プロペシアは女性には禁忌の薬ですので、女性のFAGAはプロペシアは用いずにパントスチンを用います。

パントスチンは作用が穏やかで、ホルモンへの影響が少ないので女性でも安心して使うことができる薬です。
また女性の薄毛だけでなく、男性の薄毛の初期にも効果があります。

【主成分】
アルファトラジオール
女性ホルモンの一種でジヒドロテストステロンの生成を阻害し抜け毛を予防します。

プロパン-2
アルコールの一種で、保湿効果・殺菌効果があります。

グリセリン85%-オール
保湿効果があり、髪のうるおいを保つ効果があります。

ミオイノシトール
ビタミン様物質で頭皮にうるおいを与えます。

ミノキシジル⭐外用薬

ミノキシジルは頭皮の血流を改善することで育毛効果を発揮します。
※薬の成分量によっては男性だけでなく女性も使用が可能です。

血管を拡張させて、毛包の毛母細胞や毛乳頭細胞を活性化することで、
細胞を増殖させたり、タンパク質の合成を促します。
髪の毛はタンパク質でできており、細胞分裂を起こして細胞を増やさないと髪の毛は伸びないのです。

男性用と女性用のミノキシジルでは濃度が異なります。
濃度が濃くなるほど効果が得られやすいですが、副作用も強くなります。
現在ミノキシジルは5%配合まで認められていますが、

外用薬では女性には1%ミノキシジルが推奨されています。
また、男性AGA治療で活躍するミノキシジルタブレットは基本的に女性には処方されません。
血圧低下や浮腫などの副作用が顕著に現れる可能性があり、体に対する安全性が保たれない為です。

女性には男性用治療薬は使えない?

男性のAGA治療に効果的なプロペシア(フィナステリド)・ザガーロ(デュタステリド)ですが、
これらは女性への投与は原則行われません。

妊娠中の女性がこれらを摂取した場合において、
胎児が男の子だと生殖器に異常を起こす恐れがあると言われているからです。

ある臨床試験では更年期の女性がプロペシア(フィナステリド)を服用しても
育毛効果は認められなかったとの報告もあります。

またフィナステリドとデュタステリドは皮膚からも薬剤が吸収されるため、
ご家庭での取り扱いにも注意が必要です⚠️
男性と女性では使用する薬剤が異なります。

多くの方が悩みを抱えている薄毛ですが、その為市販でも様々な商品が売られていますよね。
自己判断で薄毛治療を開始すると、時には副作用などうまく治療が進まなかったり
薄毛を進行させてしまうことがあるようです。
とてもデリケートなお悩みですが、ぜひ医療機関へのご相談をおすすめいたします🌹

最後までお読みいただきありがとうございました。

記事監修医師プロフィール

サフォクリニック副院長/美容外科美容皮膚科医

白壁 聖亜

経歴

  • 2007帝京大学医学部 卒業
  • 2010湘南鎌倉総合病院形成美容外科勤務
  • 2019シロノクリニック非常勤勤務
  • 2020サフォクリニック理事就任
  • 2022サフォクリニック副院長就任

所属学会・資格

  • 日本形成外科学会専門医
  • 日本形成外科学会会員
  • 日本美容外科学会(JSAPS)会員
  • 国際美容外科学会(ISAPS)会員
  • 日本レーザー医学会会員

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