本日は薄毛治療についてご紹介していきます。
薄毛の原因は…
男性ホルモンのテストステロンと還元酵素である5αリダクターゼが
結びついた時に生成される悪玉男性ホルモンのDHT(ジヒドロテストステロン)が原因です。
その他にも薄毛を誘発してしまう要因は様々あります。
💥ストレス
ストレスが薄毛の原因になることは良く知られていますね。
薄毛とストレスの関係性において重要なのは血流です。
髪の毛は頭皮を走る毛細血管から酸素や栄養素を受け取り、成長していきます。
ストレスは体に様々な悪影響を与え、血流を悪くしてしまいます。
ストレス→自律神経の乱れ→血管の収縮→血行不良
この流れが頭皮・発毛にダメージを与えてしまうことにつながります。
💥生活習慣の乱れ
不規則な生活習慣を積み重ねることが薄毛につながってしまいます。
例えば偏った食事、睡眠不足、過度な飲酒や喫煙など…
薄毛には日常生活の過ごし方も十分に関係しているのです。
特に食事では脂質の多い食事を摂りすぎることで皮脂の分泌も多くなり、頭皮環境が悪化してしまいます。
生活改善で脱毛が減少したという事例もあるので、見直す必要は大いにあります。
💥遺伝
家族に薄毛の方がいる場合は、薄毛になりやすい体質を受け継いでいる可能性は十分に考えられます。
薄毛になるかは遺伝子だけで決まるのではなく、上記のような環境要因が重要です。
普段から髪の毛に負担をかけないような対策をして、薄毛を予防していく必要があります。
そこでAGAの治療薬のご紹介です✨
①プロペシア(フィナステリド)
【脱毛を防ぐタイプ】
主成分のフィナステリドが抜け毛の原因であるDHTの発生を抑制し薄毛の進行を抑制します。
米国で開発された世界60か国以上で承認されているAGA治療薬です。
元々は前立腺肥大症の治療薬でしたが、日本では2005年に厚生省に認可されました。
作用:Ⅱ型5αリダクターゼを阻害し、DHTの生成を抑制します。
②ザガーロ(デュタステリド)
【脱毛を防ぐタイプ】
主成分をデュタステリドとし、元々は前立腺肥大症治療薬として服用されていますが、
2015年に厚生省に認可された比較的新しいAGA治療薬です。
作用:Ⅰ型・Ⅱ型5αリダクターゼを阻害し、DHTの生成を抑制します。
(プロペシアはⅡ型5αリダクターゼのみ阻害)
③ミノキシジル
【発毛を促すタイプ】
血行促進・血管拡張により、毛根に栄養を届きやすくし発毛力を高める効果があります。
ミノキシジルは米国で降圧剤として開発されましたが、
副作用で毛が生えるという現象が起きたため、AGA治療薬として使用されるようになりました。
通常毛母細胞がある毛根周囲は毛細血管が豊富ですが、
抜け毛・薄毛の場合、毛母細胞への血流の低下が考えられています。
毛根にある毛乳頭への血流が低下すると、毛母細胞の酸素や栄養が足りなくなり、毛髪を成長させることが出来ません。
作用:血管拡張作用により毛細血管への血流を増加し、毛乳頭・毛母細胞に十分な栄養・酸素を供給しやすくします。
さらに当院オリジナルの頭皮エイジングケア
ミラヘアシステム
髪の毛の毛根部は真皮層と脂肪層の間にあります。
毛根部には髪を作り育てる毛包があり、真皮には幹細胞や毛母細胞など様々な成長因子などが存在します。
髪の毛が元気に生えている部分の毛包を含む真皮を採取し、液状化させます。
気になる部分・治療したい部分の頭皮に液状化した真皮を注入することで、
髪の毛の再生を促す治療法です。
💎注入する液剤は3種類
🌸真皮
毛髪の状態がよい頭皮を耳の後ろの生え際から、数ミリ採取します。
そして毛髪の成長を促す真皮だけを取り出し、それを粉砕し液状化します。
毛包や毛母細胞、成長因子が含まれた栄養満点の液剤を気になる部分に直接注入し、
発毛促進と頭皮状況の改善をします。
🌸PRP
PRPは多血小板血漿のことで、ご自身の採血した血液を遠心分離機にかけて、濃縮された血小板を抽出します。
細胞の再生を促す栄養素や成長因子が豊富に含まれ、組織の修復や傷んだ細胞を治す効果があります。
頭皮の発毛機能を活性化に効果的です。
🌸プラセンタ
プラセンタとはヒト胎盤から抽出された成分で胎児の生命維持のための栄養素や、
成長因子などを豊富に含み、発毛促進・血行促進・抗酸化作用が期待されます。
上記の治療薬・治療法は当院で取り扱いが御座いますので
ご興味のある方はお気軽にご相談下さい。
サフォクリニック副院長/美容外科美容皮膚科医
白壁 聖亜
当クリニックの診療は自由診療(保険適応外)となります。