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免疫をUPする内服サプリメント・点滴

こんにちは、看護師Wです。
本日は連載第一回目となります✨

免疫UPをする内服サプリメント、点滴
について記載していきたいと思います。
新型コロナウイルス蔓延により皆様、免疫強化には興味があると思います。

免疫強化をする、と言っても
・食べ物・サプリメントからの栄養素の摂取
・運動や笑いによるホルモン分泌によるアプローチ
・精神的なアプローチ
など方法、手段もたくさんあります💦

また、免疫について詳しく記載しようとすると、学術論文レベル鉛筆になってしまうため
今回は、日常内に取り入れやすい栄養素、内服サプリメント、即効性のある点滴について論点を置き
記載していこうと思います。

免疫とは・・・

免疫は細菌やウイルスから、身体を守っている防御システムです。
免疫細胞の約6~7割は腸内にあります。
腸内になる免疫細胞が血液にのって全身をめぐり、身体にとって有害、不要なものがないかパトロールしつつ、
老廃物を除去することで私たちの身体は守られています。

免疫は文字どおり「疫(えき)」を「免れる(まぬがれる)」こと、と言えます。

その仕組みは、ウイルスや細菌など異物の侵入を防ぐ目・鼻・口・腸管などの
粘膜免疫」と侵入した異物を撃退する「全身免疫」の2段階になっています。
どちらも重要ですが、さまざまなウイルスや菌に囲まれながら元気に生活できていることは粘膜免疫が働いてくれているおかげです。

ここで、「えっ!?腸管って内臓だよね?身体の中にあるのに、外部にあるウイルスに感染するってなんで?」
と思われた方もいるかもしれません。

ヒトの体は口から肛門まで一本の長いトンネルのように繋がっているのです。

外部に接している口や肛門からウイルスが侵入し、腸管やその他内臓に達し、そこから感染がおきるという仕組みです。
そのため、腸管の粘膜の状態により粘膜免疫の働きも異なってくるのです。
人体を長いトンネルだと考えるのはちょっと驚きですよね。

「粘膜免疫」を突破して、ウイルスや病原体が体内に侵入すると、次の防御システムが働きます。
これが「全身免疫」です。

全身免疫は、さらに2つの仕組みに分けられます。

1つ目が、病原体の侵入後、直ちに働く「自然免疫」
白血球の一種である「好中球」「マクロファージ」が病原体を飲みこみます。
また全身を常にパトロールしているリンパ球の一種「NK(ナチュラルキラー)細胞」は、
外敵が侵入すると即座に外敵を攻撃し、病原体に感染した細胞をも直接破壊します。

2つ目が「獲得免疫」です。
外敵(細菌やウイルスなど)が侵入したとことを「ヘルパーT細胞」が受け取ると、
ヘルパーT細胞は周囲の免疫細胞に対して「増殖しろ」「分化しろ」と働きかけ、司令塔の役割を果たします。
その指令を受けると、「キラーT細胞」や「NK(ナチュラルキラー)細胞」は
活性化し病原体(細菌やウイルスなど)を攻撃します。「好中球」は病原体の侵入場所に集まります。

また、B細胞と呼ばれるリンパ球の一種は分化して病原体を無効化する「IgA」「IgG」などの抗体を産生します。
こうして、体内に侵入した細菌やウイルスに対抗するべく、全身免疫が必要になるのです。
ここまでが全身免疫の概要です。

粘膜免疫より、全身免疫の方がより複雑で難しいです。
なるべく簡単に記載したつもりですが、分かりずらいと思います・・😱
免疫(粘膜免疫・全身免疫)についてもっともっと記載したいことはありますが、この辺りで終わりにします。

次は、今回のメイン記事。
粘膜免疫をUPさせる栄養素について記載していきたいと思います✨

最初に記載した粘膜免疫をUPさせると言われている栄養素は
主にビタミンAビタミンB2があります。

ビタミンA:(レチノール、レチナーレ、レチノイン酸、カロテノイド)

ビタミンAは油脂によける脂溶性ビタミンのひとつで、目の健康維持や皮膚、粘膜を正常に保つ働きがあります。
上記で記載した粘膜免疫をUPするために必要な栄養素です。

ビタミンAは化学名レチノールと呼ばれ、構造が少し異なるレチナール、レチノイン酸などの形でも存在しています。
これらのビタミンA類縁体をレチノイドと総称しています。

また、カロテノイドは天然色素の一種ですが、そのうち炭素と水素のみでできているものをカロテンといいます。
カロテノイドは自然界に500種類以上が知られています。
橙色や黄色の色素でこの中で約30種類は体内でレチノイドに変化するプロビタミンAとしての活性があります。

βーカロテンは聞いたことがあるのではないでしょうか?
野菜に入っているカロテンのほとんどは、このβ―カロテンです。

β―カロテンはそのままだと吸収されにくい成分です。
吸収率は食品の種類や調理法、食べる人の健康状態によって異なりますが、油と一緒に摂取すると効率よく摂取できるようになります。
ドレッシングや油で炒めるとよいでしょう。

ビタミンAを多く含む食材:レバー、ウナギ、銀タラ、緑黄色野菜(人参・ほうれん草・ブロッコリーなど)乳製品、海苔
※ビタミンAは脂溶性であり、摂取しすぎると体内に蓄積してしまい、不調の原因となることがあります。
身体に良いと思って摂取したことが裏目に出て体調不良になることもありますので、適切な量を守って摂取してください。

ビタミンB2水溶性のビタミンの1つです。
リボフラビタンをいう化合物のことです。
ビタミンB2の働きとして、脂質の代謝をサポートし、皮膚や粘膜の炎症を防ぎます。
今回は粘膜免疫をサポートする栄養素として紹介しています。

ビタミンB2を多く含む食材:レバー、うなぎ、卵、納豆、乳製品、葉野菜類に多く含まれています。

水溶性ビタミンB2は、熱に強いものの、水や煮汁に栄養素が流れてしまいます。
洗いすぎないこと、煮込む場合は、スープまで美味しく飲める料理が良い
です。

また、ビタミンB2は光に弱い性質があります。
サプリメントなどは購入した時の容器が殆ど遮光だとは思いますが、保存状態に注意が必要です。
遮光容器でも、直射日光に直接あたる場所に長時間置いておくのは止めた方が良いです。

全身免疫をUPさせる栄養素としてビタミンCが上げられます。

日本人のビタミンC推奨量である100㎎/日を毎日摂取すれば、ビタミンCは体内に1,500㎎貯蔵されます。
このうち3%(45㎎)が毎日代謝により失われます。
しかし、これは体内組織がビタミンCで満たされた状態ではありません。

ビタミンCを少量摂取した場合は腸管からの吸収率は高いのですが、
摂取量が増えるほど尿と一緒に排泄されるビタミンCの量が増えます。
ビタミンCを一度に大量に摂取しても無駄になってしまうと言われている所以です。

実際には摂取量60㎎まではほぼ100%吸収され、
100㎎で80~90%、3gで39%、5gで21%と、
投与量が増えるに従い摂取率が悪くなっていきます。
しかし、吸収率は落ちますが、吸収される総量は増え、
健常者であれば1日1~2g内服を続けると、体内貯蔵量は飽和状態(4,000~5,000㎎)となります。

では、
一日1~2g摂取すればよいの?サプリメントかビタミンCが含まれているドリンクを飲めば楽勝じゃん!」
と思われる方もいるのではないでしょうか?

実はビタミンCの半減期は短く、投与後約4~6時間で投与前の血液中濃度に戻ってしまいます。
つまり、一度にたくさん摂取しても4~6時間立つと元に戻ってしまうのです。

それでは、どうすればよいのか・・。

高い血液中濃度を維持するには、一度に大量に内服するより、数時間に分けて内服した方がよいとされています。
サプリメントであれば、一日3~4回/日に分けて摂取する
食べ物でも三食ビタミンCを含む食品を摂取する、などがあげられます。
基本的にビタミンCそのものに副作用はありません。
摂取しすぎても、老廃物と共に尿から排泄されるため、安心して摂取してください。

※ただし、ビタミンC単体の話です。
サプリメントに多いマルチビタミンや、その他化学物質を多く含む食品では、
ビタミンCに付随して様々な添加物・栄養素があるため注意してください。

ビタミンCを多く含む食材:野菜(パプリカ、芽キャベツ、ブロッコリーなど)、果物(アセロラ、グアバ)、青汁(ケール)

ビタミンCは熱に弱く、加熱調理により分解されてしまいます。
生食で摂取する、直接熱を入れるのではなく、電子レンジで温めるなどの工夫をするとよいでしょう。
また、ジャガイモやサツマイモなどにもビタミンCは含まれており、
でんぷんがビタミンCを保護するため、加熱調理してもビタミンCが失われづらいと言われています。

最後に、美容点滴の紹介です✨

上記に紹介したビタミン類や栄養素を考慮しながら毎日の献立を考えるのは大変です
それこそ、食べたいものと必要な栄養素は異なっていることも多いです。
そんなときに便利なのがサプリメントと点滴です😆

サプリメントは毎日摂取する際はお手軽でおすすめですが、即効性のあるものとしてはイマイチです。
全身免疫をUPするビタミンCでは特にピュアビタミンC点滴がおすすめです。

名前の通り、ピュア、添加物が一切入っていないビタミンCだけの点滴です。
体内のビタミン血中濃度を飛躍的に上げることが可能であり、免疫UP効果だけではなく、
美白・美肌、抗炎症作用もある
ため本当におすすめです✨

現代社会では様々なライフスタイルがあります。
必要な栄養素をすべて食べ物から摂取するのは、栄養素の勉強する時間も掛かる上、食材を購入・調理するまでも大変です。
サプリメントや点滴に頼るのも、自身をメンテナンスする上で必要ではないのでしょうか?
自身を最高の状態にすることによって、仕事や私生活のパフォーマンスは常に最高になるのではないでしょうか?

上手に食品やサプリメント、点滴を活用し免疫をUP
新型コロナウイルスに対抗していきましょう🤗
長文になりましたが、これにて連載第1回目を終了します。

記事監修医師プロフィール

サフォクリニック副院長/美容外科美容皮膚科医

白壁 聖亜

経歴

  • 2007帝京大学医学部 卒業
  • 2010湘南鎌倉総合病院形成美容外科勤務
  • 2019シロノクリニック非常勤勤務
  • 2020サフォクリニック理事就任
  • 2022サフォクリニック副院長就任

所属学会・資格

  • 日本形成外科学会専門医
  • 日本形成外科学会会員
  • 日本美容外科学会(JSAPS)会員
  • 国際美容外科学会(ISAPS)会員
  • 日本レーザー医学会会員

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