今年は珍しく、梅雨入りと同時に梅雨らしい季節になりました
花粉症の季節が終わったと思ったら梅雨入り。
一年で最もうっとうしい6月ですが、街路樹にとっては一番の季節です。
30年ほど前にメキシコで美容外科の神様と言われたゴンザレス・ウロア先生のダリンデセミナーに出席した時、特別講師としてアルゼンチンの美容外科医(この先生は婦人科出身の先生でした)が面白い話をしていました。
1982メキシコ ダリンデ ホスピタルにてマリオ・ゴンザレス夫妻と私
女性には1日1回,躁(楽しい時)な時間と鬱(悲しい時な時間がる。月にも1回躁な日と、鬱な日がある、年に1回躁な月と鬱な月がある、一生に1回鬱な時がある。
その鬱(ウツ)な時とは、アルゼンチンの先生は1日は「朝の寝起きの時間」、月一回は「生理の前後」、年1回は「雨の良く降るシーズン(日本の梅雨時)、一生に1回は更年期の時期」だそうです。 (ソウ)鬱(ウツ)の山の高低差がある。
何故こんな話を彼がしたかというと、女性に限らず、男性でも躁と鬱の時期がありますが。
彼が言うには美容外科に来られる女性患者さんは、ルンルンで「もっと美しく」「もっと若く」と殆どが躁の時に来院されます。
その診察では良いことも話しますが、術後腫れだとか痛みだとか入浴、食べ物の制限などの悪い話もします,でも躁の時期ですので全て理解され、無理なら無理と判断できる状態です。
それでも患者さんが予約をとられるのですが。
その手術予約をとる時、クリニックの都合で、その日が女性の場合生理前,生理中等の鬱のどん底で行えば、腫れや、痛みの期間に入ることがあります。
術後患者さんは「そのようなことは聞いていなかった。知ってたらやらなかった」と言うことになります。
アルゼンチンの先生が言いたかったことは「美容外科は夢を与える医療です、どんなにクリニックが暇な時でも、患者さんの最後の生理日を確認して、手術は患者さんの躁な時期にあたるように生理後に行いなさい」
ついでに彼はもう一言「もし貴男が彼女にプロポーズするときは、必ず彼女の生理前後は避けて生理後の躁の時間帯にしなさい」とアドバイスしてました。
とても蘊蓄(ウンチク)のある話です。美容外科医だけでなく独身男性にも。
うっとうしい梅雨時期プロポーズを予定してる方は避けた方が良いかもよ?
サフォクリニック副院長/美容外科美容皮膚科医
白壁 聖亜
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