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首について

首についてはフェイスリフト手術で殆ど話してしまったので、ここでは東西の首に関するお話をします

オランダの有名な画家レンブラントの自画像は世界の美容外科医の間でも有名です
彼の若いころから年を取った頃までの自画像は国際的に美容外科の世界では
一人の人間の老化の過程として学会などでしばしば用いられることがあります。

私も何度か使わせていただきました。
又世界中の美術館に行くとレンブラントの絵を探し本や絵葉書を買い集めています。
これは米国美容外科学会誌(ASJ)に出た彼の側頭静脈の膨隆の話で一つの論文になっているくらいです。

2011年私も日本美容外科学会で西洋人と日本人の老化の違いを報告しました
数多くの彼の絵の中で「老化」に関して学会で良く用いられるのは
22歳の写真と63歳の写真で西洋人の老化の典型的な変化を表しています
この二つの絵ではあまり首の老化が解りません。数多くある医学文献の絵から引用しました

19世紀ごろの17歳の首は若者らしく長く細いですが63歳の首は二重あごになってます

同じ19世紀ごろの日本人の首はどうだったでしょうか?

同じ19世紀江戸時代の丸山応挙の絵です
10代の童子 と60代の老婆です

10代の首は変わりませんが老婆の首は,ちじんで縦の筋肉の筋が見えますが西洋では二重あごに膨らんでます、
生活環境も違いますが動物性蛋白と植物性蛋白の摂取量の違いが大きく関係してます。

首に関しての東西の美的価値観の違いとして西洋は首の前方にSwan Neckと言って白鳥の首の様に長くカーブした首を美しい首と言います。

一方日本人は着物の関係から首の後面襟足の美しさを強調します

しかし世界には首の長さを尊ぶ国もあります

最近日本人の顔が小さくなったとよく言われます。これは背が高くなったことと首が細く長くなったことに大いに関係します。

洋装になってからは若さのもとは首がきれいな事と言えます。
フェイスリフト手術でも世界中で法令線より顔下三分の一の改善が注目されています。
これで髪の毛から首までの顔面老化の話は終了とします

記事監修医師プロフィール

サフォクリニック副院長/美容外科美容皮膚科医

白壁 聖亜

経歴

  • 2007帝京大学医学部 卒業
  • 2010湘南鎌倉総合病院形成美容外科勤務
  • 2019シロノクリニック非常勤勤務
  • 2020サフォクリニック理事就任
  • 2022サフォクリニック副院長就任

所属学会・資格

  • 日本形成外科学会専門医
  • 日本形成外科学会会員
  • 日本美容外科学会(JSAPS)会員
  • 国際美容外科学会(ISAPS)会員
  • 日本レーザー医学会会員

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