その結果10年ぶりにフェイスリフト手術の術式を変更しました。
この年でと思われるでしょうけれども、美容外科手術は毎年進化します。
1)1970年父から習ったFacelift
2)1982年SMAS三角弁法(これで米国美容外科学会から賞をもらいました)
3) 2001年Lateral Smasectomy,
そして
4)2007年にFaceliftと眉下切開法の組み合わせで腫れないフェイスリフトを考案しました。(これで日本美容外科学会から賞をもらいました)
そして今回
5)2020年に顔の老化の最も出現する顔面中央3分に1の部位(上瞼、下瞼、法令線、口角外側、上口唇のたるみ、下顎のたるみ、首中央部(筋肉の線状の膨隆、二重あごの膨らみ、横皺)、を中心に今まで顔面神経末梢部の最も危険な部分(Danderous Zone)として手が出せなかった処の改善を行いました。
本来ならば解剖学教室に通って勉強すべきところを、米国の形成外科、美容外科学会が出している解剖のDVD、フェイスリフト手術の最新のDVDを何本も取り寄せ、見ることで十分に解決することが出来ました。
今までの手術でもよかったのですが上記の部分が難しく 糸を使ったり、BOTOX,やヒアルロン酸注入で改善しましたが一時的には治りますが、またすぐ戻ります。
40年前に米国シカゴの病院でとてもFreshな顔の解剖をさせてもらったことがあり、何とかあのような解剖がしたいとおもってましたが、欧米の先生が出している解剖、手術のDVDはもっとFreshで何度も見返すことが出来ます。
解剖の後の世界中の名医のフェイスリフト手術はLive Surgeryですので110%理解が出来ました。
高い費用をかけて、その間自分の仕事を休んで、外国に行って勉強するのが私どもの若い頃の勉強方法でしたが、今や経費も安く時間も無駄にせず、何がいいかと言うと戻して何度も見たいところを見直せることが素晴らしいです。
次回からもう少し具体的に何が変わったかについて素人の皆様に分かるようにご説明いたします。
サフォクリニック副院長/美容外科美容皮膚科医
白壁 聖亜
当クリニックの診療は自由診療(保険適応外)となります。