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首の縦しわ(マッスルバンド)の改善

毎日暑い日が続きます。

夏休みに入って美容外科は例年若い患者さんが来院されるのですが
サフォクリニックは以前からアンチエイジングの患者様が多く、
今年も40代、50代、60代、の患者様多い感じです。

特に私は今年の4月よりフェイスネックリフト専門に手術を行っている関係で、
古い患者様が5年ぶり10年ぶり15年ぶりに2度目3度目の手術を受けに来院して頂いてます。

以前にフェイスリフト手術を行っているので特にお顔の中でも頬のたるみや
法令線などは気にならないのですが、首のいわゆる七面鳥の首(Muscle bandと呼びます)
を気にして来院されます。

Botoxや糸で引き上げたが思うように結果が出ないとの事で改善を希望されて来られます。
確かにここは難しくアジアでもきれいに治すことができる先生は少ないと言われてます。

原因は
広頚筋という首の大きな筋肉が緩み引き延ばしたアコーデオンを閉じた
時のように縦に何本もの棒状の線が出ます。(痩せている方に多いです)

これを改善するにはアコーデオンを開くように首の皮膚の裏側で
中央に出た2本の筋肉内側断端を締めて、
耳の下にある両筋肉外側断端を引き上げ伸ばすしか方法はありません。

もちろん中央部にある溜まった脂肪は取り除きます。
これにより口角の下に出来たマリオネットラインも改善します。

痛み・・・・は、
ほとんどないのですが、最初の4週間ほどは車の運転中にバックで首を回したとき
耳たぶの下の部分でツッパリ感があります。

年を取ると顔が四角くなり大きくなるのは、この広頚筋の緩みからくるものです。

昨日診察に来られた62歳のご婦人はゴルフが趣味ですが、
この首が嫌で、夏でもハイネックのシャツを着てゴルフをするそうです。
首は気にならないようでも気になる場所ですね。

私は1週間にフェイスリフト手術は3例しか行わないので、夏休みはこの手術でいっぱいです。


術前


術後


術前


術後

記事監修医師プロフィール

サフォクリニック副院長/美容外科美容皮膚科医

白壁 聖亜

経歴

  • 2007帝京大学医学部 卒業
  • 2010湘南鎌倉総合病院形成美容外科勤務
  • 2019シロノクリニック非常勤勤務
  • 2020サフォクリニック理事就任
  • 2022サフォクリニック副院長就任

所属学会・資格

  • 日本形成外科学会専門医
  • 日本形成外科学会会員
  • 日本美容外科学会(JSAPS)会員
  • 国際美容外科学会(ISAPS)会員
  • 日本レーザー医学会会員

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