こんにちは、サフォクリニック医師・白壁聖亜です。
当院で人気のメニューであるスレッドリフト(糸リフト)。
切らないフェイスリフトのスレッドリフト(糸リフト)とはどのような効果を目的とした施術なのか、特徴や施術方法についてもお答えしていきます。
スレッドリフト(糸リフト)とは
スレッドリフト(糸リフト)と呼ばれる施術ですね。
スレッドリフト(糸リフト)は、特殊な糸を皮下組織に挿入することで、肌の内側から引き上げをする施術です。
なぜ、フェイスリフトよりも手軽で注入治療よりも高い効果が期待できるのでしょうか?
スレッドリフト(糸リフト)の特徴は、切開をしないことです。
そのため、施術時間も短く、ダウンタイムはありません。
糸は体内に吸収されるため抜糸も不要です。
また切開をする治療と比べてお値段の負担も少なくて済みます。
効果は高いのでしょうか?
手軽に受けられる施術ではありますが、同じく手軽に受けられる注入治療よりも効果が長く得られるというところもポイントです。
安いお値段で、高い効果が得られて日常生活への影響も少ないというのはうれしいです。
施術対象者は?
どんな人が施術の対象になるのでしょうか?
スレッドリフト(糸リフト)は、糸で皮下の組織を持ち上げて保持をします。
加えて糸の周辺にコラーゲン組織が生成されるため組織を保持してくれます。
このことから、たるみやほうれい線に悩まれている方にぜひ行っていただきたい施術です。
顔のどこの部分にでも同じような効果を得ることはできますか?
どこにでもということではありません。
主に高い効果が期待できるのは、中顔面と呼ばれる目の下から顎のラインにかけて、いわゆる頬と呼ばれるところですね。
あとは、フェイスラインのたるみに対しても高い効果が期待できます。
ブルドックライン、ゴルゴライン、マリオネットラインでお悩みの方には試していただきたいですね。
切らずにたるみが改善できるというのはいいです。
他にも何か効果はあるのでしょうか?
糸の周辺にコラーゲン組織が生成されるため、肌にハリや潤いを感じていただける方が多いです。
肌質の改善効果も期待できるでしょう。
また、頬にふっくらとボリュームが出てくるので若返りも期待できます。
施術方法
切らずに糸を埋め込むというのがイメージできません。
どのように施術をするのでしょうか?
施術の際には針を用いて糸を挿入するための穴を作ります。
その穴から糸を就けた針を通して、皮膚組織に糸を埋め込んでいきます。
当院のスレッドリフト(糸リフト)では、立体的な形状のコーンを糸に繋いで埋め込むので、引き上げ効果が高まります。
コーンも糸ともに吸収されますのでご安心ください。
またたるみの程度によっては小さな棘がついた糸を何本か用いて引き上げる方法があります。
非常に自然で柔らかい曲線を作ることが出来るのが特徴です。
施術時間はどのくらいでしょうか?
40分以下です。
リフトアップを期待する施術のほとんどは切開を伴うこともあり、最低でも1時間半以上は必要となるので、格段に施術時間が短縮されますね。
針を刺す=痛そうと感じます。
痛みはどれくらいですか?
低侵襲のため痛みを訴える方は少ないです。
術前に糸の挿入部と皮下に局所麻酔を注入します。
そのため施術中に痛みが感じにくくなっています。
ただ、痛みの感じ方には個人差があります。
もし痛みを感じるようなら随時麻酔を足していくので心配しなくても大丈夫です。
まとめ
痛みに弱く、切開をせずにできる治療を探していましたので検討していきたいです。
中顔面のたるみは機械によるたるみ治療が効きにくいため、スレッドは良い適応となります。
しかし、お悩みの内容や部位によっては今回ご紹介したスレッドリフト(糸リフト)が行えないこともあります。
年齢やお悩みによって適応となる施術法が異なりますので、まずは気になったらぜひ一度ご相談下さい。
一緒に最適な施術を考えていきましょう。
記事監修医師プロフィール

サフォクリニック副院長/美容外科美容皮膚科医
白壁 聖亜
経歴
- 2007帝京大学医学部 卒業
- 2010湘南鎌倉総合病院形成美容外科勤務
- 2019シロノクリニック非常勤勤務
- 2020サフォクリニック理事就任
- 2022サフォクリニック副院長就任
所属学会・資格
- 日本形成外科学会専門医
- 日本形成外科学会会員
- 日本美容外科学会(JSAPS)会員
- 国際美容外科学会(ISAPS)会員
- 日本レーザー医学会会員
フェイスリフトよりも手軽に受けられ、注入治療よりも高い効果が期待される施術があると聞きました。
どういった施術なのでしょうか?