二重手術について
二重瞼をつくるための手術には、埋没法と切開法の2つが主に美容クリニックで行われる方法です。
二重になりたいという方は二重の方にはある上眼瞼溝という二重の線が瞼にありません。
なので、これを作るのが手術の目的となりますね。
それぞれの方法を詳しくご説明いただけますか?
埋没法とは時々二重になることもあるが二重が安定しないといった方におすすめな二重施術です。
予定される二重の線の裏側と上眼瞼挙筋との間を何本かの細い糸で繋ぎ合わせる挙筋法と瞼板へ固定する瞼板法があり、この方法で二重の線をくっきりと作っていきます。
切開法はどういったものですか?
切開法とはまぶたは厚く、目を開く動作が目立たないという方におすすめしている二重施術です。
数ミリ幅の皮膚を切除することによって、二重瞼を作り出します。
二重瞼に関する悩みによって施術も異なるのですね。
二重瞼に関する価値観や施術前の瞼の形状などには個人差があります。
なのでカウンセリングを丁寧に行い、希望の二重瞼の状態に近づけるように施術を組み合わせたり、分部切開のように一部だけに施術を行ったりもしています。
他にも瞼の脂肪を吸引したり、眼瞼下垂を治して二重の線の幅を整えたりすることもあります。
二重手術は多種多様ですね。
サフォクリニックオススメの二重手術
ミア先生的にはどの施術がおすすめでしょうか?
二重施術はいろいろな種類がある一方で失敗談のようなものもいろいろ聞くので少し不安です。
私は当院で採用している「白壁式ビーズ法」をおすすめしています。
それはどういった施術なのでしょうか?
片側6ヵ所の固定を行い、傷跡を残さないためにさらにその糸にビーズを通します。
約8日後に糸とビーズをすべて取り除きます。
こうすることで、糸を残さず、さらに自然な二重を形成することができます。
この施術はどんな人でも受けられるのでしょうか?
もともと二重の線があったり二重になることがあったのに埋没法をしたことによって二重が消えてしまった人や、コンタクトレンズを装着した際に施術によって異物感が出てくるようになってしまった方におすすめしたい施術です。
もちろんそれ以外の方でも受けられますが、カウンセリングをさせていただき、施術をした方がよいと判断した施術法をおすすめしています。
他の施術と比べてビーズ法にはどんなメリットがあるのでしょうか?
1番のメリットは自然な二重になるということですね。
傷が残りにくいという点もですが、埋没法では糸を残したまま施術が終了します。
そうなると年齢を重ねるごとに二重のラインが施術当初とは異なってきて再度施術をご検討いただくということにもなりかねません。
再度施術を行うのはできれば避けたいものですね。
ビーズ法は糸を抜くため、ラインがキレイに仕上がります。
糸が残っていないので二重のラインを崩すことなく予定していた位置に二重をしっかりとつくることができます。
また、埋没法よりも線が消退する確率も少ないとされており、綺麗な二重のラインがほぼ永久的に残ります。
綺麗なラインがずっと残るというのはうれしいです。
でも、ビーズはしばらく残すんですよね?
腫れなどはどうでしょうか?
そうですね、8日間は残さなければなりません。
また、腫れがひくのは抜糸後なので、そこはデメリットに感じるかもしれませんね。
ただ、他の施術でも二重施術後に腫れたり、ダウンタイムがあったりしますので、そこは大きく変わらないかなと思います。
まとめ
他の施術と同じくらいのダウンタイムでありながら綺麗な二重ラインを作れるということは魅力ですね。
次回また詳しく伺いたいです。
記事監修医師プロフィール
サフォクリニック副院長/美容外科美容皮膚科医
白壁 聖亜
経歴
- 2007帝京大学医学部 卒業
- 2010湘南鎌倉総合病院形成美容外科勤務
- 2019シロノクリニック非常勤勤務
- 2020サフォクリニック理事就任
- 2022サフォクリニック副院長就任
所属学会・資格
- 日本形成外科学会専門医
- 日本形成外科学会会員
- 日本美容外科学会(JSAPS)会員
- 国際美容外科学会(ISAPS)会員
- 日本レーザー医学会会員
今回は、二重手術をしてみたいと考える方向けに、現代の美容医療における二重手術について話を聞いてみたいと思います。
ミア先生、現在美容外科では目元の印象を変える施術にはどのようなものがあるのでしょうか?