こんにちは、サフォクリニックの白壁聖亜です。
今回は、HIFU(ハイフ)のよくある質問について、医師の視点からお答えしていきます。
HIFU(ハイフ)ってどんなことをするの?
HIFU(ハイフ)は高密度焦点式超音波(High Intensity Focused Ultrasound)の略です。
超音波の力でお肌内部に65~70℃の熱を与え、コラーゲンを増やす特徴があります。
なぜHIFU(ハイフ)が人気なのでしょうか?
これまでのレーザー治療では難しかったSMAS層(=お肌の土台)に働きかけることが実現できたからです。
従来は切るフェイスリフトでしかSMAS層の引き上げができなかったため、HIFU(ハイフ)の登場は画期的でした。
HIFU(ハイフ)を受けることで、どんな効果が得られますか?
加齢でたるんだフェイスラインが引き締まり、若々しい印象になります。
施術後1~3ヶ月ほどはコラーゲンが増生されるので、お肌のハリがアップ・小顔効果・小ジワやほうれい線を薄くする効果も期待できます。
HIFU(ハイフ)のメリットとデメリット
先生、HIFU(ハイフ)を受けるメリットって何ですか?
切らずにたるみケアができることです。
メスや針に抵抗のある方や、周囲に知られないようリフトアップしたい方に向いています。
HIFU(ハイフ)のデメリットは何ですか?
スレッドリフトや切るフェイスリフトと比べると、持続力がありません。
一般的に、数ヶ月~半年ほどで効果が薄れてしまいます。
効果を持続させるためには、どうすればいいのでしょうか?
数ヶ月~半年スパンでHIFU(ハイフ)を受ける、もしくは他のリフトアップ術を組み合わせると良いでしょう
HIFU(ハイフ)を受けると、誰でもリフトアップ可能ですか?
SMAS層のたるみが無い若い方、逆にたるみが強くなった方ではあまり効果がありません。
また、妊娠中・授乳中、肌荒れがひどい場合などはHIFU(ハイフ)を受けることができません。
HIFU(ハイフ)のリスク
HIFU(ハイフ)のリスクを教えてください。
HIFU(ハイフ)は低侵襲なリフトアップですが、稀に以下のようなリスクがあります。
- 赤み
- 痛み
- むくみ
- 腫れ
- 火傷や神経障害
赤み・痛み・腫れなどの症状がほとんどですが、1週間程度で落ち着くので安心してくださいね。。
エステのHIFU(ハイフ)は、火傷や神経障害などの事例が報告されているので注意が必要です。
HIFU(ハイフ)の料金目安
先生、HIFU(ハイフ)1回の施術料金について教えてください。
クリニックによってマシンの種類やショット数、範囲が異なります。
高出力マシンほど相場が高く、ウルセラによる顔全体の施術の場合15万円~数十万円ほどかかります。
エステの方が低価格ですか?
一般的にエステの方が相場は安いです。
しかし、マシンが低出力なので医療HIFU(ハイフ)ほどの効果は見込めません。
また、安全面を考えて実績のあるクリニックで行うことをおすすめします。
HIFU(ハイフ)を受ける際に注意すること
HIFU(ハイフ)をした後は何に気をつければいいですか?
HIFU(ハイフ)後のお肌はとても敏感なので、照射部分のマッサージや汗を掻く運動・過度の飲酒・強い紫外線などは避けてください。
スレッドリフトやボトックス注射・ヒアルロン酸注射との併用はできますか?
組み合わせる施術にもよりますが、一定期間空けることをオススメします。
どのタイミングでHIFU(ハイフ)を受けたら良いでしょうか?
HIFU(ハイフ)は施術後1ヶ月くらいが効果のピークとされています。
大切なイベントなどの30~40日前に受けるのがオススメですよ。
まとめ
HIFU(ハイフ)は切らずにリフトアップできるので、メスや針に抵抗ある方にオススメです。
ただし、スレッドリフトや切るフェイスリフトと比べて効果が弱いので、HIFU(ハイフ)を受けている方も定期的にカウンセリングをし、リフトアップを見直してみましょう。
記事監修医師プロフィール
サフォクリニック副院長/美容外科美容皮膚科医
白壁 聖亜
経歴
- 2007帝京大学医学部 卒業
- 2010湘南鎌倉総合病院形成美容外科勤務
- 2019シロノクリニック非常勤勤務
- 2020サフォクリニック理事就任
- 2022サフォクリニック副院長就任
所属学会・資格
- 日本形成外科学会専門医
- 日本形成外科学会会員
- 日本美容外科学会(JSAPS)会員
- 国際美容外科学会(ISAPS)会員
- 日本レーザー医学会会員
先生、「切らないフェイスリフト」と呼ばれているHIFU(ハイフ)について教えてください!