こんにちは、サフォクリニックの白壁聖亜です。
ハイフ(HIFU)って聞いたことあるけど、どんな治療法なんだろうと気になっていませんか?
今回、話題となっているハイフ(HIFU)とはどんな治療なのかや、施術が受けられる場所をご紹介します。
ハイフ(HIFU)とは?
ハイフ(HIFU)とは、リフトアップ治療のひとつとして知られている施術です。
高密度焦点式超音波(High Intensity Focused Ultrasound)の略で、その名の通り超音波を使用する美容法になります。
超音波ってエコー画像とかで使われていますよね?
でも、なんで超音波で肌が綺麗になるのでしょうか?
ハイフ(HIFU)は高エネルギーの超音波で、狙った部分にピンポイントで熱を与えられる特殊な機器なんです。
機械から出力される熱の力を使って、表情筋の筋膜を収縮させる効果があるんですよ。
え!熱で縮めるんですか?
はい。
すると身体は収縮したところを修復しようとし、コラーゲンを活発に生成します。
コラーゲンが増えていくことで皮下組織肌にハリが戻り、たるみを軽減させる効果が期待できるんです。
なるほど!身体の自然治癒力を利用するってことなんですね。
熱で収縮させる際は、痛みを感じますか?
場所によっては痛みを感じる場合もありますが、メスや針を入れないので肌表面が傷つくことはありません。
「切らないフェイスリフト」と宣伝されていることも多いですね。
ハイフ(HIFU)が人気の理由
切らないフェイスリフト!そんなことが出来るなんて素晴らしい…。
ハイフ(HIFU)って結構前から流行っていますが、やはり切らないことが人気の秘密なのでしょうか?
そうですね、ハイフ(HIFU)は肌表面に傷がつかないので、ダウンタイムもほとんどありません。
施術後すぐにメイクできるのも魅力のひとつです。
切らなくても、切るフェイスリフトと同じ効果は得られますか?
残念ながら、ハイフ(HIFU)にそこまでの効果はありません。
一般的なリフトアップ効果としては、ハイフ(HIFU)<スレッドリフト<<切るフェイスリフトの順ですね。
3つの中でハイフ(HIFU)が一番弱く、平均的な持続期間も短いです。
そうなんですか!?
フェイスリフトと同等の効果を、切らずに得られると思っていました。
軽いたるみならハイフ(HIFU)でも効果的ですが、たるみがひどい状態だとあまり変化が見られないこともあります。
ハイフ(HIFU)はどこで受けられる?
ところで、ハイフ(HIFU)ってどこで受けることができるのでしょうか?
美容外科クリニックだけですか?
クリニック以外にも、エステでハイフ(HIFU)を行っている場所もありますよ。
クリニックとエステで効果の違いはありますか?
使用されるマシンの出力度が違います。
一般的にクリニックで使われる医療用マシンは高出力ですが、エステで使うマシンは低出力なマシンが多い印象ですね。
超音波の出力が違うということでしょうか?
そうですね。
出力が高いほど皮下深部まで作用しますし、低ければ効果を実感しにくいです。
ハイフ(HIFU)というと、ウルセラやダブロといった名前をよく聞きますが…。
どちらも医療用のハイフ(HIFU)マシンですね。
医療用マシンの中でもウルセラは特に出力が高く、リフトアップ効果が高いとされています。
同じ医療用でも、マシンの出力が違うんですね!
そうですね。
採用しているマシンによって、施術価格や効果の現れ方に差が出ます。
ハイフ(HIFU)でクリニックを選ぶ際は、どんなマシンを使っているのかをチェックするのがオススメです。
ハイフ(HIFU)の中でも高出力のウルセラなら、フェイスリフト並みの効果がありますか?
残念ながらそこまでの効果は得られないですね。
あくまでもハイフ(HIFU)の中では、という話です。
まとめ
ハイフ(HIFU)は手軽さで人気がありますが、スレッドリフトやフェイスリフトと比べてリフトアップ効果は低いんですね。
はい。
ダウンタイムだけでいえばスレッドリフトや部分フェイスリフトもかなり短いので、ハイフ(HIFU)にこだわらず様々な方法から自分に合う施術を選んでみましょう。
記事監修医師プロフィール
サフォクリニック副院長/美容外科美容皮膚科医
白壁 聖亜
経歴
- 2007帝京大学医学部 卒業
- 2010湘南鎌倉総合病院形成美容外科勤務
- 2019シロノクリニック非常勤勤務
- 2020サフォクリニック理事就任
- 2022サフォクリニック副院長就任
所属学会・資格
- 日本形成外科学会専門医
- 日本形成外科学会会員
- 日本美容外科学会(JSAPS)会員
- 国際美容外科学会(ISAPS)会員
- 日本レーザー医学会会員
先生、ハイフ(HIFU)ってどんな治療法なんですか?詳しく知りたいです!