術後の修正対応について
もしも施術を受けて納得いくものではなかったとき、どのような対応をしてもらえるのでしょうか?
フェイスラインなど、修正が可能であると考えられるものであればもちろん、修正対応はしてもらえるでしょう。
ただし、全ての医療機関で修正できるかというとそうではありません。
前回のトラブル事例でも書きましたように、修正に応じないという医療機関も多々あります。
そういった場合にはどうすればよいのでしょうか?
近年医療機関の間では、他院で施術を受け、トラブルに発展した方の修正対応を受け入れるところが増えてきています。
サフォクリニックでも他院で受けた施術の修正依頼のご連絡をいただくこともあります。
修正の事例についてぜひ知りたいです。
修正事例については、施術を受けられた方のプライバシーの問題もあるので、公表している医療機関は少ないです。
修正対応をする場合は、医療機関ではまず前回の施術の状況、そしてどうなりたかったのかなどを丁寧にカウンセリングをします。
その上で必要な施術のみをご提案し、実施をさせていただきます。
失敗までの過程をしっかり聞いてくれるのはありがたいですね。
トラブルを抱えている方は医師への信用を失っている方も多いです。
普段から気をつけてはいますが、修正対応をする際はより丁寧に患者さんに寄り添ったカウンセリングが必要だと考えています。
トラブルを防ぐための改善策
トラブルを防ぐための方法をいくつか教えてください。
まずは、クリニックの選び方のポイントについて知りたいです。
クリニックを選ぶ際に多くの人はまずクリニックのホームページを活用すると思います。
まずはホームページの見極めるポイントからお話ししますね。
ホームページはどのようなところをチェックすべきでしょうか?
まず見てほしいのが、実際に診療にあたる医師の写真が掲載されているかどうかです。
また医師のプロフィール等から、本当に信頼できる医師かどうかは要チェックといえます。
表現の問題ですが、医療の世界には100%はありません。
99.9%成功しても0.1%は何かが起こる可能性があります。
そのため、成果が100%と書いているところは怪しいでしょう。
なるほど、ではホームページをチェックして、実際にカウンセリングを受ける時に注意すべきことを教えてください。
まずはカウンセリングで自分の話を聞いてもらえているか、一方的に話をしていないかについては確認しておきたい点です。
他にも効果だけでなく、リスクや副作用についても説明してくれるところが良いですね。
リスクや副作用は重要ですよね。
あとは患者さんに考える時間を与えずにすぐ契約に移ろうとしていないか、カウンセリング自体をすぐに打ち切ろうとしていないか、治療することを無理に急かしていないかもチェックしておきましょう。
希望していない治療まで進めてしまった場合、施術後にトラブルとなるリスクが高まります。
なるほど、カウンセリングではこの点を念頭に入れて受けていきたいと思います。
特にすぐに契約をさせようとするところは一旦お断りをするべきでしょう。
美容医療は基本的に緊急性が低い治療です。
なので、「今すぐに施術をしないと」と言われた場合や「今契約してくれたら○%値引き」と言って急いで契約を進めようとするクリニックには注意してくださいね。
まとめ
トラブルの回避方法や注意しておくべき点についてよくわかりました。
こちらを参考に、施術を受けるかどうかを考えていきたいと思います。
いくつか候補の医療機関を選んでカウンセリングを受けに行くのも良いでしょう。
そうすることで自分に本当に必要な施術が分かるのではないでしょうか。
後悔しない医療施設選びをしてくださいね。
記事監修医師プロフィール
サフォクリニック副院長/美容外科美容皮膚科医
白壁 聖亜
経歴
- 2007帝京大学医学部 卒業
- 2010湘南鎌倉総合病院形成美容外科勤務
- 2019シロノクリニック非常勤勤務
- 2020サフォクリニック理事就任
- 2022サフォクリニック副院長就任
所属学会・資格
- 日本形成外科学会専門医
- 日本形成外科学会会員
- 日本美容外科学会(JSAPS)会員
- 国際美容外科学会(ISAPS)会員
- 日本レーザー医学会会員
相談者:No3では美容医療の施術に関する具体的なトラブルについてご説明いただきました。
ここでは、トラブルを防ぐための対策や修正対応についてミア先生にお話しいただきます。